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ハウルの動く城
「今日、ハウる?」
ということで、ハウルの動く城をみてきました。
なんせ、映画の日ですからね。
1000円ですから~!
といっても、うちの会社の映画館なのでいつでも1200円で見れるんですが。
いやぁ、やっぱ映画の日だけあって、混んでたよ。
30人くらいはいたかな(ぉぃ
うちの映画館は人気作品でもゆったり見れていいなぁ~。
で、感想ですが。
けっこう、面白かったですよ。
ストーリーとか、そういったものは、今回はまったくといていいほどないというか、「そういうのは無視の方向で」といったジブリ側の強気の姿勢が見えますね。まあ、「千と千尋」のときもそうだったんですけど、もはや宮崎のオッサンの趣味の世界に入ってきてますね。
なんつうんですかね、「境地に達した」みたいな感じの作品。
だから、逆に爽快で面白いんだよね。
なんつうか、「もののけ」とかみたいに重いストーリーはないわけ。
なんか、魔法で90歳にされちゃったけど、まあいいか、みたいなノリで(本当は違うと思いますが、そういう雰囲気でちゃってる)。
「なんじゃこりゃあ」とか「そんな都合のいい話あるか~」とか「そんな美少年いねー!」みたいな風につっこみたくなるけど、エンディングを迎えるころには、なんか「お、いいかも」って思える、そんな感じの映画ですね。
実際、大人向きの作品に仕上がっていて、子供が見たら面白いのかな?とは思うよね。
やっぱ、キムタクつかってるだけあって、ターゲッツは20代~へたすると40代の女性ぐらいのノリで、そのへんはさすがにマーケティングうまくやってるみたいで、最初のキムタクもとい、ハウルが登場するシーンのあたりは、さすがにぞくぞくっとくるね。「キター!」って感じで、「つかみはOK」みたいな感じになりますよ。
最初は違和感のあるソフィーの賠償千恵子の声も、だんだんしっくりくるようになってくるしね。
今回は、声優はなかなかましでしたよ。カルシファーとか、あと男の子(マルクル?)の役とか、すごいはまってたよね。もちろん、美輪明宏の魔女役もね。
そんなわけで、この映画は「面白かった?」と聞かれると、「うーん」とちょっと考えてしまうけど「まあ、わたしは面白いとおもいますよ」的な作品です。
2、3回みると、味が出てくる作品かも。
最後、見終わってもわかんない点があったんだけど、「なんでハウルはカルシファーと契約とかしたわけ?」って思ったので、いろいろ調べてみたところ、どうやらこういうことらしい。
「カルシファーの正体は、流れ星で、星が地面につくと燃え尽きて死んじゃうんだけど、それを可愛そうに思ったハウルが流れ星のカルシファーを途中でつかまえちゃったわけ。カルシファーはハウルに助けてもらったかわりに、すごい魔力をさづけた」みたいな。
ちょっとちがってるかも。
でもまあ、解釈は個人ナリに自由にすればいいと思う。
映画とは、庶民の娯楽ですよ。
宮崎監督は、そういうのを忘れていない監督だよね。
自分の芸術押し付けるのもいいけど、最終的には楽しませてなんぼ。
宮崎作品が人気なのは、そういうことなんだよね。
ところで、「猟奇的な彼女」のヒロインの次回作のヤツ(名前失念)も観たいなぁ~
映画